保護上移送

 収容されている刑事施設が本人の帰住地から遠隔であり、身体または精神に障害がある等の理由で、ほんにんが独力で帰住することが困難であると認められる場合等に釈放前に本人の帰住地の近隣の刑事施設へ移送すること、です。

 帰住地から遠隔の刑事施設であったり、身体または精神に障がいを抱えている場合に、退所前に帰住地の近隣の矯正施設へ移行する ことが出来る制度です。 司法の制度のため、保護観察所、矯正施設へ働きかけを行う必要があります。

 地域生活定着支援センターが動く特別調整の対象者の方の場合、障害や高齢など福祉的支援が必要で、満期釈放となっています。どうしても矯正施設退所時の出迎えが不可欠となります遠方の矯正施設から出所した対象者は、帰住する交通費だけですべての所持金を消費してしまうことがあります。このような場合「所持金0」の状態から支援が開始されます。さらに単身での移動には危険を伴うことも想定されますので、遠方の矯正施設から帰住する場合等は「保護上移送」の対象者として矯正施設に依頼をおこないます。(参考資料:地域生活定着支援センターガイドブック)

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